NEWS / EVENT

新着情報

【ビジネスコンテスト】受賞者×JR九州グループ実証実験レポート!

JR九州ビジネスコンテストとは?

第1回ダイジェスト

昨年2022年7月に、JR九州発の「タスクフォーカス型」ビジネスコンテスト『Quest for the best』を開催いたしました。

「タスクフォーカス型」とは、JR 九州グループの 8 社が抱えている一部のタスク(課題)を一般公開し、それらの解決に最適なソリューションをお持ちの方からご提案を頂くというもの。
受賞者には、当該タスクを抱えている JR 九州グループの各社と実証実験を行う権利が副賞として授与されました。

第1回目は受賞者だけでなく、惜しくも受賞を逃したファイナリストの皆様も、コンテスト終了後は様々な形での実証実験の実施に至っています。正式に導入となったソリューションも。

実際にビジネスコンテストから、実証実験や発注に至った事例をご紹介いたします!

 

①株式会社toypo × JR九州フードサービス株式会社

「ポイントカードデジタル化によるリピート客増」というJR九州フードサービスの提示したタスクに対し、飲食店をはじめとした店舗のリピーターを増やすアプリプラットフォームを提供する「株式会社トイポ」様の最終プレゼンは、「Q」uest for the bestでみごと最優秀賞を受賞。

その後両社の取り組みにより、「2回目来客、3回目来客の促進を増やし、常連化を促進 すること」「来店頻度の向上を目指すこと」という2点の課題解決に向けて、toypoアプリによりうまやイオンモール筑紫野店でのデジタルポイントカード導入の実証実験を行いました。

 

  

この実証実験では、会員の来店頻度上昇による売上増や、 会員向けクーポン回収率の倍増という成果を残し、 JR九州フードサービスにおいて各種データの可視化に成功したことも大きな評価となり、
2023年3月中旬より、うまや9店舗に正式導入予定となっています。(現在店舗トレーニング中!)

【JR九州フードサービス担当者コメント】

今回の実証実験を通じ、弊社の要求に対するレスポンスの速さや対応力が素晴らしかったです。また、トイポ様社員の一人一人が今回の実証実験に真摯に取り組んでくれたことが、好結果につながったと感じております。今後また、ビジネスコンテストにより素晴らしい出会いがあることを楽しみにおります!

 

②VM-Fi Inc.×株式会社JR博多シティ

海外のお客さまがインフォメーションにいらっしゃった際、「~はどこですか。」などの簡単な質問は理解・回答可能だが、長めの質問や会話に難しさや不安を感じるインフォメーションスタッフが多いことが、アフターコロナのインバウンド集客に向けた課題としてあった博多シティに対し、台湾のスタートアップ企業であるVM-Fi Inc.が開発したリアルタイムAI音声翻訳システム搭載ディスプレイ「TranslationwindoW」は最終選考会で優秀賞を獲得しました。

 

「TranslationwindoW」による、海外のお客さまの利便性向上及びインフォメーションスタッフの業務効率化を目指して2022年12月21日~2023年1月16日の期間、アミュプラザ博多3Fに、リアルタイムAI音声翻訳システム搭載ディスプレイ「TranslationwindoW」を設置。新型コロナウイルスの対策をしつつ、お客さまとインフォメーションスタッフの会話をクラウド上のAI音声翻訳システムでリアルタイムに4か国語(英語、日本語、中国語、韓国語)へ翻訳・字幕化しました。

 

実証実験例 博多シェアオフィス 博多コワーキングスペース 博多駅Q

「TranslationwindoW」は、お客さまとインフォメーションスタッフの会話をリアルタイムに4か国語(英語、日本語、中国語、韓国語)へ翻訳・字幕化し、

双方のディスプレイに映し出すAI音声翻訳システム。


実証時実験期間中は、1日5回程度海外のお客様の利用があったそうです。インフォメーションスタッフにヒアリングしたところ、会話が長くなる時に、翻訳のスピードが早く助かったという感想をいただきました。

 

 

 

実証実験例 博多シェアオフィス 博多コワーキングスペース 博多駅Q

 

スクリーンの向こうにはインフォメーションスタッフがおり、質問の答えにスタッフが日本語で答えると

今後は最初に選択した言語に自動翻訳されたテキストがスクリーンに出現。

 

スクリーンが半透明なので、新型コロナウイルス対策としてパーテーションの役割も果たしつつ

スタッフの表情も読み取れて、リアルなコニュニケーションが取れる画期的な翻訳システムでした 。

【JR博多シティ担当者コメント】

実証実験の開始日に機器(AI音声翻訳システム搭載ディスプレイ)の初期不良といったハプニングはありましたが、その後スムーズに進めることができました。 残念ながら今回の実証実験では利用頻度に対する導入コストなどの検討により正規導入に至りませんでしたが、実証実験を通し、今まで想定もできなかった新しい課題解決手段を知ることができました。

 

 

 

 

③株式会社イーハイブ×株式会社おおやま夢工房

大分県は奥日田にある宿泊施設「うめひびき」などを運営しているおおやま夢工房ですが、「お客さまへのスムーズな情報提供と従業員への問い合わせ件数の減少」を解決したいタスクとして提示していました。その課題に対し、店舗アプリのようでありながら、ダウンロード不要、パスワード不要でお客様に使っていただける、ワンタッチWEBアクセスツール「すまっぽん!」のプレゼンを行ったのが株式会社イーハイブ様。


課題解決への合理性や、導入しやすいコスト面など熱意あるプレゼンテーションにより、惜しくも受賞は逃しましたが、コンテスト終了後すぐの2022年8月より「うめひびき 周辺観光すまっぽん!」の提供がスタートしました!

【おおやま夢工房 担当者コメント】
問い合わせが大幅に減ったという成果にはなりませんでしたが、観光情報や道路事情、館内に関する情報提供によるサービス向上の観点から今回のビジネスコンテストをきっかけに実施できて良かったと思います。今後も従業員の業務量減に繋がるような取り組みを検討していきたいです。

■「うめひびき周辺観光すまっぽん!」
 奥日田温泉うめひびきの宿泊者に、大分観光をもっと楽しんでもらえるように提供しているITツールです。大分県内の観光協会等が出している公式SNS情報や高速道路情報、天気、大分県旅割クーポンが使えるお店検索などが掲載されています。いちいち調べなくても、うめひびき周辺観光すまっぽん!を見れば、大分旅行を楽しめる情報が一度で見ることができます。

JR九州ビジネスコンテストのテーマは企業の成長を加速させるDX

ご紹介した他にも、第1回ビジネスコンテストを通じて行われた実証実験や、検討段階の取り組みはいくつかございます。
Qから始まった『「Q」uest for the best』をきっかけに、2022年はJR九州グループと様々な企業との様々な繋がりが生まれました。

すでに、今年の開催予定についてのお問い合わせも多数いただいており、Qスタッフをはじめとする事務局スタッフも嬉しい限りです!引き続き、『「Q」uest for the best』は『企業の成長を加速させるDX』をメインテーマに、より多くの皆様からのアイディアを吸収し進化していくコンテストとして継続していければと思います。

次回開催については、続報を楽しみにお待ちください✨

 JR九州ビジネスコンテスト特設サイトはこちら

▼ 各種SNSにて最新情報を随時更新中!

Qの各種SNSでは博多駅直結のコワーキングスペース「Q」と福間駅直結のシェアオフィス「Q-Works FUKUMA」の最新情報を随時更新しております!Qのイベント情報やJR九州相談コーナー、JR九州の最新情報も発信しておりますので、ぜひチェックしてみてください!

Facebook】【Instagram】【公式LINE


〒812-0012
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1 アミュプラザ博多B1F
コワーキング・コラーニングスペースQ

Translate »